スカートと結構ごつい兄貴。

熱い日が続いていた。あつすぎて頭の中が熱されて大変だ。やっぱり自分が白くまだからかもしれない。白くまといってもアイスに書いているキャラクターだったり熊本県のキャラクターだというわけではなく本当の白くまなのだ、自分は白くまで政治家でダンサーなのだというようなことが書かれていた小説を読んだことがある。それを読んだ影響があったのかそうではないのかは分からないが小説の中だけではなく現実の東京もとても熱い日が続いているような気がする。そのことにどういうふうに気づいたかというと自分がいつの間にか半ズボンを履いていたからだった。冬はジーパンを履いているが、今は半ズボンを履いているという事実に季節の移り変わりを感じる。秋、冬、春という空白期間をおいてから、もう一度再利用されるその半ズボンを部屋の鏡の前で映して自分の姿を見てみる。鏡台の前に口紅が数本置かれていてそれが映って見えるなと思ったら、自分の背後に誰かが私を見ていることに気づいた。誕生日おめでとう。そう言われた。突然だったのでびっくりしたが私はありがとうと言った。プレゼントを貰った。フリルがついたミニスカートだった。不思議とそれを見ていると音楽が頭の中に流れてきた。それは長渕剛の乾杯だった。確かに私はいま人生の大きな大きな舞台に立っている。しかしそれとは関係ない。昔ミニスカートを履いていた同級生のそのスカートと色が似ていて、それでその色を通してフラッシュバックが起きたのだった。あれは卒業式の日だった。乾杯のメロディーの中、私たちは退場していく。するとある男子1人がころんだのだった。スカートをはいた彼女は大丈夫?と彼を気遣った。その時、目の中の黒がにじんだ。涙があふれた。男子は痛かったのか泣いた。するとそれに影響を受けて、いま現実の私も泣いた。兄貴がミニスカートなんかくれるなんて。こんな奇跡があっていいのかしら。私はずっと兄貴が好きだった。けどそれは叶わぬ恋であった。そして急に諦めがついた。そのプレゼントの効果のせいで。なんでだろう。